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ガイドブック 先端数理科学研究科 | 明治大学

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課程博士

21世紀は、まさに数理科学の時代と言えます。社会

に現れるこれらの複雑現象の解明に向けて、絶え間な

く発展進化している現代数学に強い期待が寄せられ

ており、社会の現実的な問題を多元的な視野で科学的

に解決する数理科学が重要な役割を果たさなければ

なりません。

先端数理科学研究科では、先端的な数理科学に寄せ

られる多元的ニーズに応え、文理融合・領域横断型の

教育研究を目指して、2017年度より3専攻の体制とな

りました。すなわち、数学的基盤をもとに複雑な社会

現象や生命現象などを数理的に理解し解明する「現象

数理学専攻」に加えて、人に物質的豊かさのみならず

精神的豊かさをも与え、人の感性や心理を表す数理モ

デルの構築とそれらを考慮した情報メディアシステ

ム、ヒューマンインタフェースをデザインする「先端

メディアサイエンス専攻」、持続可能な社会の実現に

向けて、その基盤を支える高度かつ柔軟なネットワー

クシステムの立案と構築をする「ネットワークデザイ

ン専攻」を設置します。

先端的な数理科学に関する3つの専攻は、

「社会に貢

献する数理科学の創造、展開、発信」という共通の理念

のもと、互いに協力してグローバル化する社会と正面

から向き合い教育と研究を行います。これらを通じ

て、社会の持続的発展と文化・福祉の向上に寄与し、

21世紀における「知識基盤社会」の構築に資するとと

もに、次代を担う教育研究の拠点を目指します。

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、社会の諸分野における複雑な システムを解明することにより、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を実践してい くために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

現象解明に知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、 活躍を目指す者。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、外国人留学生入学 試験を実施し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を 行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、数理科学に関する理工系大学の学士課程までに学ぶ基礎学力 を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに 加え、数理科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地を備えてい ること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、社会の諸分野における複雑な システムを解明することにより、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を実践してい くために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

現象解明に知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や 極めて高度な専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目 指す者。

 以上の求める学生像に基づき、研究計画プレゼンテーション方式によるA方式入学試 験及び海外渡日前方式によるB方式入学試験を実施し、これらの資質や意欲を個別また は総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、数理科学に関する理工系大学の修士課程までに学ぶ学力を身 に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していること に加え、数理科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地を備えて いること。

先端数理科学研究科は、「社会に貢献する数理 科学の創造、展開及び発信」という共通の理念の 下、社会に現れる複雑な諸問題に向き合い、問 題の本質を同定する洞察力と現実的な問題解決 能力を身につけ、主体的に新分野を開拓する独 創力がある人材の育成を目指す。

先端数理科学研究科の人材養成

その他教育研究上の目的

現象数理学専攻では、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す 文理融合・領域横断型の教育研究を展開することにより、自然、社会、生物等 に現れる複雑なシステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に 還元することにより社会イノベーションの実現を図り、人類の福祉の向上に 寄与することを目的とする。この理念の下に、本専攻は、高度で幅広い数理科 学的素養を身につけ、様々な現象とのインタフェースとなって数学と諸科学 の掛け橋を構築する力を持った国際的に活躍できる人材の育成を目指す。

博士前期課程では、数学と諸科学の融合を目指す現象数理学的思考及び技 術を身につけた研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、 博士前期課程の人材養成の目的を踏まえつつ、更に研究者として自立して研 究活動を行いうる人材を育成する。

現象数理学専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

先端メディアサイエンス専攻では、数理科学的なアプロー チで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精 神的豊かさを与えて、社会文化の発展に寄与し、人の心を動か す新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指す。

博士前期課程では、数理科学的素養と情報科学の基礎理論 を身につけ、多様な情報システムを自在にプログラミングで きる技術を備えて、人の感性や心理を考慮した情報メディア システムの研究開発、企画及び構築を行うIT技術者並びに ヒューマンインタフェースをデザインする人材を育成する。 博士後期課程では、高い独創性を兼ね備えて、情報メディアの 先端をリードする研究者及び高度専門職業人を育成する。

先端メディアサイエンス専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

ネットワークデザイン専攻では、様々な形態で時代ととも に変遷していくネットワークを、工学的な視点から運用、計画 及び解析することができる人材を育成する。また、現代社会に おいてネットワークは種々のものを繋ぐことによって、新た な付加価値を創造する特性があることから、本専攻ではネッ トワークにおけるユーザの行動パターン、ユーザ満足度、ビジ ネスモデルに対して分析力を持った人材を育てる。

博士前期課程では、持続可能な社会の基盤を支えるネット ワークシステムの運用及び計画を行う高度な専門力を持った 視野の広い技術者を育成する。博士後期課程では、主体的に新 分野を開拓する独創力があり、国際的に活躍するグローバル な人材を育成する。

ネットワークデザイン専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

入学者受入方針

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程は、数理科学的なアプ ローチで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精神的豊かさを与えて、社 会文化の発展に寄与し、人の心を動かす新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指し ています。そのために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極 的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、活 躍を目指す者。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、外国人留学生入学 試験を実施し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を 行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、情報技術、プログラミング能力に関する理工系大学の学士課程ま でに学ぶ基礎学力を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに加 え、数理科学および情報科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地 を備えていること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士後期課程は、数理科学的なアプ ローチで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精神的豊かさを与えて、社会 文化の発展に寄与し、人の心を動かす新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指してい ます。その為に主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極 的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や 極めて高度な専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目 指す者。

 以上の求める学生像に基づき、研究計画プレゼンテーション方式による入学試験を実施 し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。  なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、情報技術、プログラミング能力に関する理工系大学の修士課程ま でに学ぶ学力を身に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していることに 加え、数理科学およびICTを理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地 を備えていること。

高い独創性を備えていること。

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士前期課程は、 ( )によるネットワーク社会の実現に向けて、持続可能な社会基盤を支える高度かつ 柔軟なネットワークシステムを構築することにより、「コンピュータを用いたネットワーク技 術の実践」を目指す。このために、主に次のような資質や意欲を持つ人材を積極的に受け 入れます。

ネットワークシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする人。

ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野の知識や論理的思考力 を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、活躍を目指す人。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験を実施し、これらの 資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。なお、修得 しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、情報工学及び電気電子工学に関する理工系大学の学士課程までに学 ぶ基礎学力を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに加 え、ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野を理解しうる素養と 物事を論理的に考えることができる素地を備えていること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士後期課程は、 ( )によるネットワーク社会の実現に向けて、持続可能な社会基盤を支える高度かつ 柔軟なネットワークシステムを構築することにより、「コンピュータを用いたネットワーク技 術の実践」を目指す。このために、主に次のような資質や意欲を持つ人材を積極的に受け 入れます。

ネットワークシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする人。

ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野の知識や論理的思考力 を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や、極めて高度な専門職業人を目 指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目指す人。

 以上の求める学生像に基づき、一般入学試験を実施し、これらの資質や意欲を個別ま たは総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。なお、修得しておくべき知識等の 内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、情報工学及び電気電子工学に関する理工系大学の修士課程までに学 ぶ学力を身に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していること に加え、ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野を理解しうる素 養と物事を論理的に考えることができる素地を備えていること。

現象数理学専攻

入学者受入方針

先端メディアサイエンス専攻

入学者受入方針

ネットワークデザイン専攻

社会に貢献する数理科学を目指して

G

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事 務 取 扱 時 間 (低層棟3F)

平 日▶ 9:00 ~ 11:30

12:30 ~ 18:00

土曜日▶ 8:30 ~ 12:00

電 話▶ 03-5343-8042

Eメール▶

先端数理科学研究科 W e bページ

明治大学大学院 先端数理科学研究科

ams@ mics.meiji.ac.jp

検索

博士(数理科学) 年度

博士(数理科学) 年度

博士(数理科学) 年度

博士(数理科学) 視覚障害者向けの に関する研究 年度

博士(数理科学) 年度

博士(数理科学) 年度

博士(数理科学) 環境選択型マルウェアの挙動解析による自動対策システムの研究 年度

学位の種類 論文タイトル 授与年度

(2)

課程博士

21世紀は、まさに数理科学の時代と言えます。社会

に現れるこれらの複雑現象の解明に向けて、絶え間な

く発展進化している現代数学に強い期待が寄せられ

ており、社会の現実的な問題を多元的な視野で科学的

に解決する数理科学が重要な役割を果たさなければ

なりません。

先端数理科学研究科では、先端的な数理科学に寄せ

られる多元的ニーズに応え、文理融合・領域横断型の

教育研究を目指して、2017年度より3専攻の体制とな

りました。すなわち、数学的基盤をもとに複雑な社会

現象や生命現象などを数理的に理解し解明する「現象

数理学専攻」に加えて、人に物質的豊かさのみならず

精神的豊かさをも与え、人の感性や心理を表す数理モ

デルの構築とそれらを考慮した情報メディアシステ

ム、ヒューマンインタフェースをデザインする「先端

メディアサイエンス専攻」、持続可能な社会の実現に

向けて、その基盤を支える高度かつ柔軟なネットワー

クシステムの立案と構築をする「ネットワークデザイ

ン専攻」を設置します。

先端的な数理科学に関する3つの専攻は、

「社会に貢

献する数理科学の創造、展開、発信」という共通の理念

のもと、互いに協力してグローバル化する社会と正面

から向き合い教育と研究を行います。これらを通じ

て、社会の持続的発展と文化・福祉の向上に寄与し、

21世紀における「知識基盤社会」の構築に資するとと

もに、次代を担う教育研究の拠点を目指します。

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、社会の諸分野における複雑な システムを解明することにより、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を実践してい くために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

現象解明に知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、 活躍を目指す者。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、外国人留学生入学 試験を実施し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を 行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、数理科学に関する理工系大学の学士課程までに学ぶ基礎学力 を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに 加え、数理科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地を備えてい ること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、社会の諸分野における複雑な システムを解明することにより、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を実践してい くために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

現象解明に知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や 極めて高度な専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目 指す者。

 以上の求める学生像に基づき、研究計画プレゼンテーション方式によるA方式入学試 験及び海外渡日前方式によるB方式入学試験を実施し、これらの資質や意欲を個別また は総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、数理科学に関する理工系大学の修士課程までに学ぶ学力を身 に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していること に加え、数理科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地を備えて いること。

先端数理科学研究科は、「社会に貢献する数理 科学の創造、展開及び発信」という共通の理念の 下、社会に現れる複雑な諸問題に向き合い、問 題の本質を同定する洞察力と現実的な問題解決 能力を身につけ、主体的に新分野を開拓する独 創力がある人材の育成を目指す。

先端数理科学研究科の人材養成

その他教育研究上の目的

現象数理学専攻では、「社会に発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す 文理融合・領域横断型の教育研究を展開することにより、自然、社会、生物等 に現れる複雑なシステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に 還元することにより社会イノベーションの実現を図り、人類の福祉の向上に 寄与することを目的とする。この理念の下に、本専攻は、高度で幅広い数理科 学的素養を身につけ、様々な現象とのインタフェースとなって数学と諸科学 の掛け橋を構築する力を持った国際的に活躍できる人材の育成を目指す。

博士前期課程では、数学と諸科学の融合を目指す現象数理学的思考及び技 術を身につけた研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、 博士前期課程の人材養成の目的を踏まえつつ、更に研究者として自立して研 究活動を行いうる人材を育成する。

現象数理学専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

先端メディアサイエンス専攻では、数理科学的なアプロー チで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精 神的豊かさを与えて、社会文化の発展に寄与し、人の心を動か す新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指す。

博士前期課程では、数理科学的素養と情報科学の基礎理論 を身につけ、多様な情報システムを自在にプログラミングで きる技術を備えて、人の感性や心理を考慮した情報メディア システムの研究開発、企画及び構築を行うIT技術者並びに ヒューマンインタフェースをデザインする人材を育成する。 博士後期課程では、高い独創性を兼ね備えて、情報メディアの 先端をリードする研究者及び高度専門職業人を育成する。

先端メディアサイエンス専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

ネットワークデザイン専攻では、様々な形態で時代ととも に変遷していくネットワークを、工学的な視点から運用、計画 及び解析することができる人材を育成する。また、現代社会に おいてネットワークは種々のものを繋ぐことによって、新た な付加価値を創造する特性があることから、本専攻ではネッ トワークにおけるユーザの行動パターン、ユーザ満足度、ビジ ネスモデルに対して分析力を持った人材を育てる。

博士前期課程では、持続可能な社会の基盤を支えるネット ワークシステムの運用及び計画を行う高度な専門力を持った 視野の広い技術者を育成する。博士後期課程では、主体的に新 分野を開拓する独創力があり、国際的に活躍するグローバル な人材を育成する。

ネットワークデザイン専攻の人材養成

その他教育研究上の目的

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程は、数理科学的なアプ ローチで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精神的豊かさを与えて、社 会文化の発展に寄与し、人の心を動かす新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指し ています。そのために、主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極 的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、活 躍を目指す者。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験、外国人留学生入学 試験を実施し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を 行ないます。

 なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、情報技術、プログラミング能力に関する理工系大学の学士課程ま でに学ぶ基礎学力を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに加 え、数理科学および情報科学を理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地 を備えていること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士後期課程は、数理科学的なアプ ローチで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精神的豊かさを与えて、社会 文化の発展に寄与し、人の心を動かす新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指してい ます。その為に主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。

人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極 的に取り組もうとする者。

数理的な知識や論理的思考力を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や 極めて高度な専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目 指す者。

 以上の求める学生像に基づき、研究計画プレゼンテーション方式による入学試験を実施 し、これらの資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。  なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、数学、情報技術、プログラミング能力に関する理工系大学の修士課程ま でに学ぶ学力を身に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していることに 加え、数理科学およびICTを理解しうる素養と物事を論理的に考えることができる素地 を備えていること。

高い独創性を備えていること。

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士前期課程は、IoT(Internet of Things)によるネットワーク社会の実現に向けて、持続可能な社会基盤を支える高度かつ 柔軟なネットワークシステムを構築することにより、「コンピュータを用いたネットワーク技 術の実践」を目指す。このために、主に次のような資質や意欲を持つ人材を積極的に受け 入れます。

ネットワークシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする人。

ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野の知識や論理的思考力 を生かして専門職業人を目指すという強い意欲を持ち、活躍を目指す人。

 以上の求める学生像に基づき、学内選考入学試験、一般入学試験を実施し、これらの 資質や意欲を個別または総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。なお、修得 しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、情報工学及び電気電子工学に関する理工系大学の学士課程までに学 ぶ基礎学力を身に付けていること。

出身学部にとらわれることなく、特定分野における十分な基礎学力を有していることに加 え、ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野を理解しうる素養と 物事を論理的に考えることができる素地を備えていること。

【博士後期課程】

 先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士後期課程は、IoT(Internet of Things)によるネットワーク社会の実現に向けて、持続可能な社会基盤を支える高度かつ 柔軟なネットワークシステムを構築することにより、「コンピュータを用いたネットワーク技 術の実践」を目指す。このために、主に次のような資質や意欲を持つ人材を積極的に受け 入れます。

ネットワークシステムに知的好奇心を持って学習・研究に積極的に取り組もうとする人。

ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野の知識や論理的思考力 を生かして社会において指導的役割を果たせる研究者や、極めて高度な専門職業人を目 指すという強い意欲を持ち、国際的なレベルでの活躍を目指す人。

 以上の求める学生像に基づき、一般入学試験を実施し、これらの資質や意欲を個別ま たは総合的に判断するための入学者選抜を行ないます。なお、修得しておくべき知識等の 内容・水準を以下のとおり求めます。

国内外を問わず、情報工学及び電気電子工学に関する理工系大学の修士課程までに学 ぶ学力を身に付けていること。

出身学部・研究科にとらわれることなく、特定分野における十分な学力を有していること に加え、ネットワークにかかわる情報工学及び電気電子工学の融合分野を理解しうる素 養と物事を論理的に考えることができる素地を備えていること。

入学者受入方針

Admission Policy

先端メディアサイエンス専攻

入学者受入方針

Admission Policy

ネットワークデザイン専攻

社会に貢献する数理科学を目指して

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先端数理科学研究科 ページ

明治大学大学院 先端数理科学研究科

検索

博士(数理科学) Modeling and Simulation for Foldable Tsunami Pod 2015年度 博士(数理科学) Two-Dimensional Behaviour of Solutions Arising in a Three-Species Competition-Diffusion System 2015年度

博士(数理科学) The mathematical study of the pattern formations through non-local interactions 2015年度

博士(数理科学) 視覚障害者向けのCAPTCHAに関する研究 2016年度

博士(数理科学) Mathematical Models for Understanding the Tessellation Patterns on the Fruit Skins 2016年度

博士(数理科学) General simulation-based approach for the manipulation with foldable objects by the robotic arms 2016年度

博士(数理科学) 環境選択型マルウェアの挙動解析による自動対策システムの研究 2016年度

学位の種類 論文タイトル 授与年度

M eiji U niv ersity G raduate School G

raduate School of A

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athematical Sciences

(3)

現象数理学研究Ⅰ 現象数理学研究Ⅱ 現象数理学研究Ⅲ 現象数理学研究Ⅳ 現象数理学セミナー 偏微分方程式特論 関数解析特論 データ解析特論 数理生物学特論 非線形力学系特論 時系列解析特論 現象確率論特論

数理ファイナンス特論 応用幾何特論 リスク解析特論A リスク解析特論B 応用数値解析特論 現象数理学演習

Mathematical Sciences Integrated Lecture 先端数理科学研究総合講義A

先端数理科学研究総合講義B Advanced Writing Skills for Graduate Study in Mathematics

現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅰ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅱ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅲ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅳ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅴ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅵ 現象数理学発展研究ⅠA 現象数理学発展研究ⅠB 現象数理学発展研究ⅡA 現象数理学発展研究ⅡB 現象数理学発展研究ⅢA 現象数理学発展研究ⅢB

現象数理学発展研究ⅣA 現象数理学発展研究ⅣB 現象数理学発展研究ⅤA 現象数理学発展研究ⅤB 現象数理学発展研究ⅥA 現象数理学発展研究ⅥB 先端数理科学発展講義A 先端数理科学発展講義B

先端数理科学研究科 MIMS Ph.D. プログラム:現象数理学のスペシャリスト育成

MIMS研究指導プログラム(標準3年間) Step.1:現象数理学横断教育プログラム

Step.2:現象数理学実践プログラム 現象のモデリングに関する

基礎技術と数理解析技術の修得

実験体験の蓄積・拡充 課題の発見と問題意識の醸成 実験家、実務家 観測・フィールド研究者とのコラボレーション

3班融合研究指導チームフェロー

博士(数理科学)学位授与 ■先端数理科学研究科博士後期課程科目

■大学院研究科間共通科目

○現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅰ~Ⅵ ○現象数理学発展研究ⅠA ~ⅥA ○現象数理学発展研究ⅠB ~ⅥB

国際系科目群 │ ○学術英語コミュニケーション ○英文学術論文研究方法論

学位請求論文提出・審査 シミュレーション班

数理解析班 モデリング班

【単位互換・研究指導委託】

数理 モデリング

数理的結果を

現象に

数理的

課題解決

現象を

数理に

複数指導制

現象数理学を修得するためには、研究テーマに応じて、現象の数学的記述であるモデリング、その解析であるシ ミュレーション、数理解析の連結が不可欠です。それを効果的に実践するため、博士前期課程においては従来の講 義形式による教育手法に加え、新たな教育手法である「複数研究指導制」を導入しています。また、博士後期課程に おいては、学生の研究テーマに応じてモデリング、シミュレーション、数理解析の分野からそれぞれ1名の教員が選 出され、3名の指導教員がチームフェローとして研究指導に携わり、学生の研究活動を多面的に指導します。具体 的には、現象数理学の方法論であるモデリング、シミュレーション、数理解析の分野から主分野を選択し、指導教員 による指導を受け、残る2分野は先端数理科学インスティテュートからそれぞれの副指導教員を選びます。こうし た複数名による研究指導体制により、複眼的視野を持つ教育指導を行います。

●博士前期課程…「複数研究指導制」

 正指導教員1名および副指導教員2名による複数指導 制により、広がりを持った研究指導を行います。

●博士後期課程・・・「チームフェローによる複数指導」

 学生の研究テーマに応じて、モデリング・シミュレー ション・数理解析の3分野から1名ずつ、合計3名の 正指導教員がチームフェローを組み、多面的研究指導 を行います。

現象数理学とは、「数理モデリング」の力で、複雑な現象を紐解いて真の姿を探る学問です。複雑な現象を 「モデリング」により数理の言葉に置き換え、「数理解析」や「シミュレーション」を用いてモデルの性質を明 らかにし、その結果をフィードバックして現象を理解するという、一連のプロセスを「数理モデリング」とい います。

現象数理学専攻では、多彩な現象に触れることにより、数理モデリングの能力を培っていきます。本専攻 では、「モデリング」「数理解析」「シミュレーション」をすべての研究に共通した教育の3本柱としています。 モデリングで大切なことは、種々の現象に着目し、問題の本質を見抜くことです。本質を捉えたモデリン グができれば、数学という道具を使って現象の仕組みを明らかにし、実社会の問題解決につなげることがで きます。

博士後期課程の研究指導概要

現象数理学専攻 カリキュラムの特色

現象数理学とは

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、本研究科の教育理念である、「社会に 発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す文理融合・領域横断型の教育研究を展開するため、 以下に示す方針に基づきカリキュラムを編成します。

自然、社会、生物等における諸現象を数理的観点から研究する現象数理教育に重点を置き、「モ デリング」、「数理解析」、「シミュレーション」をキーワードとした教育課程を編成します。

数学・数理科学と他分野をつなぐインターフェイスとなるために必要な素養である、「学問(数理科 学)と実社会(現象)とは乖離したものではないが、直接的には繋がっていないことの理解」を促し、 ゆえに現象をモデル化するという現象数理学の本質的な部分を重視した教育を行ないます。

主指導教員及び副指導教員からなる複数指導教員制を構築することにより、学生に複眼的視野を 持った研究指導を行ないます。

【博士後期課程】 

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、本研究科の教育理念である、「社会に 発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す文理融合・領域横断型の教育研究を展開するため、 以下に示す方針に基づきカリキュラムを編成します。

自然、社会、生物等における諸現象を更に高度な数理的観点から研究する現象数理教育に重点を 置きつつ、自己の研究についてのマネジメント能力の育成に主眼をおいた教育を行ないます。

チームフェローによる複数指導教員制を構築することにより、「モデリング」、「数理解析」、「シミュ レーション」を融合した多面的研究指導を行ないます。

Diploma Policy

学位授与方針

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、自然、社会、生物等に現れる複雑なシ ステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に還元することにより社会イノベーション の実現を図り、人類の福祉の向上に寄与することを目指しています。このことを踏まえ、博士前期 課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論文の審査において、以下に示す能力を備えてい ると認められた者に対し、修士(数理科学)の学位を授与します。

現象数理学的思考力を社会に還元する意欲を有し、現象を数理科学を通して理解できる能力。

【博士後期課程】 

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、自然、社会、生物等に現れる複雑なシ ステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に還元することにより社会イノベーション の実現を図り、人類の福祉の向上に寄与することを目指しています。このことを踏まえ、博士後期 課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論文の審査において、以下に示す能力を備えてい ると認められた者に対し、博士(数理科学)の学位を授与します。

現象数理学的思考力及び技術力を駆使し、自立した研究者として研究活動を遂行できる能力。

高度で幅広い数理科学的素養を身につけ、様々な現象とのインターフェイスとなって数学と諸科学 の掛け橋を構築する力量を持ち、国際的にも活躍できる能力。

Curriculum Policy

教育課程編成・実施方針

■博士前期課程 ■博士後期課程

設置科目

現象数理学専攻

広島大学大学院

数理分子生命理学専攻博士後期課程

静岡大学大学院

自然科学系教育部(※後期3年の博士課程)

龍谷大学大学院

数理情報専攻 博士後期課程

152 Meiji University Graduate School

(4)

現象数理学研究Ⅰ 現象数理学研究Ⅱ 現象数理学研究Ⅲ 現象数理学研究Ⅳ 現象数理学セミナー 偏微分方程式特論 関数解析特論 データ解析特論 数理生物学特論 非線形力学系特論 時系列解析特論 現象確率論特論

数理ファイナンス特論 応用幾何特論 リスク解析特論A リスク解析特論B 応用数値解析特論 現象数理学演習

Mathematical Sciences Integrated Lecture 先端数理科学研究総合講義A

先端数理科学研究総合講義B Advanced Writing Skills for Graduate Study in Mathematics

現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅰ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅱ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅲ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅳ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅴ 現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅵ 現象数理学発展研究ⅠA 現象数理学発展研究ⅠB 現象数理学発展研究ⅡA 現象数理学発展研究ⅡB 現象数理学発展研究ⅢA 現象数理学発展研究ⅢB

現象数理学発展研究ⅣA 現象数理学発展研究ⅣB 現象数理学発展研究ⅤA 現象数理学発展研究ⅤB 現象数理学発展研究ⅥA 現象数理学発展研究ⅥB 先端数理科学発展講義A 先端数理科学発展講義B

先端数理科学研究科  プログラム:現象数理学のスペシャリスト育成

研究指導プログラム(標準 年間) :現象数理学横断教育プログラム

:現象数理学実践プログラム

現象のモデリングに関する 基礎技術と数理解析技術の修得

実験体験の蓄積・拡充 課題の発見と問題意識の醸成 実験家、実務家 観測・フィールド研究者とのコラボレーション

班融合研究指導チームフェロー

博士(数理科学)学位授与 ■ 先端数理科学研究科博士後期課程科目

■ 大学院研究科間共通科目

○現象数理学提案型プロジェクト研究Ⅰ~Ⅵ ○現象数理学発展研究ⅠA ~ⅥA ○現象数理学発展研究ⅠB ~ⅥB

国際系科目群 │ ○学術英語コミュニケーション ○英文学術論文研究方法論

学位請求論文 提出・審査 シミュレーション班

数理解析班 モデリング班

【単位互換・研究指導委託】

数理 モデリング

数理的結果を

現象に

数理的

課題解決

現象を

数理に

複数指導制

現象数理学を修得するためには、研究テーマに応じて、現象の数学的記述であるモデリング、その解析であるシ ミュレーション、数理解析の連結が不可欠です。それを効果的に実践するため、博士前期課程においては従来の講 義形式による教育手法に加え、新たな教育手法である「複数研究指導制」を導入しています。また、博士後期課程に おいては、学生の研究テーマに応じてモデリング、シミュレーション、数理解析の分野からそれぞれ1名の教員が選 出され、3名の指導教員がチームフェローとして研究指導に携わり、学生の研究活動を多面的に指導します。具体 的には、現象数理学の方法論であるモデリング、シミュレーション、数理解析の分野から主分野を選択し、指導教員 による指導を受け、残る2分野は先端数理科学インスティテュートからそれぞれの副指導教員を選びます。こうし た複数名による研究指導体制により、複眼的視野を持つ教育指導を行います。

●博士前期課程…「複数研究指導制」

 正指導教員1名および副指導教員2名による複数指導 制により、広がりを持った研究指導を行います。

●博士後期課程・・・「チームフェローによる複数指導」

 学生の研究テーマに応じて、モデリング・シミュレー ション・数理解析の3分野から1名ずつ、合計3名の 正指導教員がチームフェローを組み、多面的研究指導 を行います。

現象数理学とは、「数理モデリング」の力で、複雑な現象を紐解いて真の姿を探る学問です。複雑な現象を 「モデリング」により数理の言葉に置き換え、「数理解析」や「シミュレーション」を用いてモデルの性質を明 らかにし、その結果をフィードバックして現象を理解するという、一連のプロセスを「数理モデリング」とい います。

現象数理学専攻では、多彩な現象に触れることにより、数理モデリングの能力を培っていきます。本専攻 では、「モデリング」「数理解析」「シミュレーション」をすべての研究に共通した教育の3本柱としています。 モデリングで大切なことは、種々の現象に着目し、問題の本質を見抜くことです。本質を捉えたモデリン グができれば、数学という道具を使って現象の仕組みを明らかにし、実社会の問題解決につなげることがで きます。

博士後期課程の研究指導概要

現象数理学専攻 カリキュラムの特色

現象数理学とは

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、本研究科の教育理念である、「社会に 発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す文理融合・領域横断型の教育研究を展開するため、 以下に示す方針に基づきカリキュラムを編成します。

自然、社会、生物等における諸現象を数理的観点から研究する現象数理教育に重点を置き、「モ デリング」、「数理解析」、「シミュレーション」をキーワードとした教育課程を編成します。

数学・数理科学と他分野をつなぐインターフェイスとなるために必要な素養である、「学問(数理科 学)と実社会(現象)とは乖離したものではないが、直接的には繋がっていないことの理解」を促し、 ゆえに現象をモデル化するという現象数理学の本質的な部分を重視した教育を行ないます。

主指導教員及び副指導教員からなる複数指導教員制を構築することにより、学生に複眼的視野を 持った研究指導を行ないます。

【博士後期課程】 

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、本研究科の教育理念である、「社会に 発信し、社会に貢献する数理科学」を目指す文理融合・領域横断型の教育研究を展開するため、 以下に示す方針に基づきカリキュラムを編成します。

自然、社会、生物等における諸現象を更に高度な数理的観点から研究する現象数理教育に重点を 置きつつ、自己の研究についてのマネジメント能力の育成に主眼をおいた教育を行ないます。

チームフェローによる複数指導教員制を構築することにより、「モデリング」、「数理解析」、「シミュ レーション」を融合した多面的研究指導を行ないます。

学位授与方針

【博士前期課程】

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士前期課程は、自然、社会、生物等に現れる複雑なシ ステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に還元することにより社会イノベーション の実現を図り、人類の福祉の向上に寄与することを目指しています。このことを踏まえ、博士前期 課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論文の審査において、以下に示す能力を備えてい ると認められた者に対し、修士(数理科学)の学位を授与します。

現象数理学的思考力を社会に還元する意欲を有し、現象を数理科学を通して理解できる能力。

【博士後期課程】 

 先端数理科学研究科現象数理学専攻博士後期課程は、自然、社会、生物等に現れる複雑なシ ステムを先端的な数理科学を用いて解明し、これを社会に還元することにより社会イノベーション の実現を図り、人類の福祉の向上に寄与することを目指しています。このことを踏まえ、博士後期 課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論文の審査において、以下に示す能力を備えてい ると認められた者に対し、博士(数理科学)の学位を授与します。

現象数理学的思考力及び技術力を駆使し、自立した研究者として研究活動を遂行できる能力。

高度で幅広い数理科学的素養を身につけ、様々な現象とのインターフェイスとなって数学と諸科学 の掛け橋を構築する力量を持ち、国際的にも活躍できる能力。

教育課程編成・実施方針

■博士前期課程 ■博士後期課程

設置科目

現象数理学専攻

広島大学大学院

数理分子生命理学専攻 博士後期課程

静岡大学大学院

自然科学系教育部(※後期 年の博士課程)

龍谷大学大学院

数理情報専攻 博士後期課程

M

eiji U

niv

ersity G

raduate School

G

raduate School of A

dv

anced M

athematical Sciences

1

金融・保険のリスクを管理するためには、それら金融商品の適正な価格を測ることと、将来の経済環境変化によっ て価格がどのように変化するかを予測することが必要です。そのために拠り所となる価格付けの原理は、厳密な確 率論で構成されたブラウン運動モデルを基礎として完成しましたが、実際の資産価格変動は、従来の理論が前提と するほど単純なものではないようです。穏やかな条件の下で実際的な価格変動モデルを仮定し、リスク管理の精度 を高める方法はあるのでしょうか?

金融ビッグデータが利用出来るようになった最近では、理想的な仮定から出発するのではなく、詳細なデータを 深く観察することから新しいアイディアを得るという帰納的アプローチが注目されています。例えば、1 / 1 0 0 0 秒単

位で記録された取引データをつぶさに観察し、取引行動と価格変化の因果関係を確率モデルで表すことが出来れば、 市場の急激な変動の早期警戒指標の開発や、市場安定化へ向けた政策提言が出来るかもしれません。

確率論からリスク管理へのアプローチ

Point

化する

スク

4

I T 技術の発達の結果、株価や地震に代表されるさまざまな種類のデータが大量に取られ、使用出来るよう

になりました。このデータを生かし役立てるには、しっかりした数学の理論に裏打ちされた数理手法を用い、 見た目にだまされずに真の情報を抜き出す必要があります。現在、実際の経済・理工学データから異常の発見 や新知見解明を目指して研究を進めています。

データから現象へのアプローチ

Point

ータ

るな

3

貝殻の中には美しい模様を持つものもあります。これらの貝は、どのようにしてこの模様をつくるのでしょうか? 実は、偏微分方程式を解くことにより、この模様を再現することが出来ます。詳細なメカニズムがわからなくても、 模様づくりの普遍的メカニズムが数学を通してわかります。

コンピュータシミュレーションと、数学解析の組み合わせによって、パターンの数理的原理、ひいては生物の形づ くりの仕組みの解明の研究を進めています。

社会におけるさまざまな問題の解決に向けた糸口はそう簡単には見つかりません。見えないものを見ることが出 来る「数学」にその糸口発見の期待が寄せられています。

コンピュータシミュレーションからパターンへのアプローチ

Point

る 学

自然界の模様のメカニズムを数学で発見。コンピュータシミュ レーションで解析します。

2

進化現象や生態系の振る舞い、更に人間界の経済現象をゲーム理論などの数理モデルによって研究しています。 例えば、両生類はその名のとおり、水中と陸上の生活が出来る生物へと進化しました。その生活史を進化ゲーム理 論として捉えます。また、生息領域の形や協力行動の進化、多種共存といった生物の生態を解明していきます。

具体例として、サンショウウオの中には、変態して陸上生活型にならず、水中環に留まったまま成熟するものがいます。 この2種類の成長戦略を進化ゲーム理論で解析します。これらの知見は、人が複雑な社会で生き抜いていくための 指針にもつながります。

ゲーム理論から行動生態へのアプローチ

Point

【研究テーマ例】 ●両生類の生活史戦略の進化ゲーム理論による解析 ●配偶者選択による派手な生物形質の進化

●生態的公共財ゲームにおける協力行動の進化 ●ゲーム論を利用した経済競争戦略論

津波の解明にデータと数値モデルの融合手法(データ同化)が 役に立ちます。

(5)

認知科学 感性情報処理 アート・デザイン

音楽情報処理 情報セキュリティ コンピュータグラフィックス 対話メディア

ヒューマンインタフェース コラボレーション技術

人間

インタラクション

コンピュータ

教育研究領域

先端メディアサイエンス専攻では、数理科学、コンピュータ、人間について個々 の専門知識や技術とともに、これらを横断的に取り扱うことができる能力を身に付 けます。このため、数理科学に重点を置きながら、「人間系」「コンピュータ系」「イン タラクション系」を3つの柱とし、従来の理論分野の枠を超えて、社会と人間、異文化

との交流などの広い視野を身に付け、自在に独創的なメディアを設計して実現する 実践力を習得していきます。

人間系

認知科学、感性情報処理、アート・デザインなど、人間の知覚や行為に対するアプ ローチ

コンピュータ系

音楽情報処理、情報セキュリティ、コンピュータグラフィックスなど、メディア 技術を支えるコンピュータ内部の仕組みについてのアプローチ

インタラクション系

対話メディア、ヒューマンインタフェース、コラボレーション技術など、システ ムと人間、あるいは人間同士のやりとりについてのアプローチ

本専攻では全員が参加する「先端メディアコロキウム」を開講し、大学院学生が主 体的にそれぞれの研究進捗を専門外の人にも正確に伝え、議論を行い助言を得る機 会をつくります。修了後の進路としては、IT企業、通信企業、製造業、情報サービス、 ゲーム・エンタテインメント業、ディジタルコンテンツ業などが挙げられます。

先端メディアサイエンス専攻 カリキュラムの特色

未来のコンピュータの姿(=先端メディア)をどのように作っていけば私たちを幸せにすることができる でしょうか?先端メディアサイエンス専攻では、人間系・コンピュータ系・インタラクション系を柱とし、従 来の理論分野の枠を超えて多様な研究を行っています。以下に つの研究例を紹介します。

先端メディアサイエンス専攻の研究テーマ紹介

【博士前期課程】

 本専攻では、数理科学、コンピュータ、人間について個々の専門的知識と技術とともに、こ れらを横断的に取り扱うことができる能力を身に付けることを目指している。このため、数 理科学に重点を置きながら、「人間系」、「コンピュータ系」、「インタラクション系」を3つの 柱とする教育課程を編成する。

「人間系」では、人に関わる情報学について教育する。すなわち、音声・音響処理、音楽情報 処理、画像・映像処理、機械学習などの知覚・知能情報処理や心理学、感性情報学、認知科学 など人の感性・主観評価を考慮したシステムやコンテンツのデザイン能力を養う教育科目 を編成する。

「コンピュータ系」は、計測制御技術、位相幾何学、インターネット技術、情報セキュリティ 技術などの様々な要素技術を修得する教育を行なう。

「インタラクション系」では、これら二つを融合して人間を中心とした対話的なメディアや 遠隔地でネットワークを介した協調作業を行うためのコラボレーション技術とそれらの 設計手法を教育する。

従来の理論分野の枠を超えて、社会と人間、異文化の交流等の広い視野を身に付け、自在に 独創的なメディアを設計して実現する実践力を習得する研究指導を行なう。

【博士後期課程】

 本専攻では、数理科学、コンピュータ、人間について個々の専門的知識と技術とともに、こ れらを横断的に取り扱うことができる能力を身に付けることを目指している。このため、数 理科学に重点を置きながら、「人間系」、「コンピュータ系」、「インタラクション系」を3つの 柱とする教育課程を編成する。

「人間系」では、人に関わる情報学について教育する。すなわち、音声・音響処理、音楽情報処理、 画像・映像処理、機械学習などの知覚・知能情報処理や心理学、感性情報学、認知科学など人の 感性・主観評価を考慮したシステムやコンテンツのデザイン能力を養う教育科目を編成する。

「コンピュータ系」は、計測制御技術、位相幾何学、インターネット技術、情報セキュリティ 技術などの様々な要素技術を修得する教育を行なう。

「インタラクション系」では、これら二つを融合して人間を中心とした対話的なメディアや 遠隔地でネットワークを介した協調作業を行うためのコラボレーション技術とそれらの 設計手法を教育する。

高度で幅広い数理科学的素養を身につけ、独自で生み出した技術やメディアの独創性を英 語で的確に説明し、国際的な場で議論を交わすコミュニケーション能力を習得する研究指 導を行なう。

Diploma Policy

学位授与方針

【博士前期課程】

 博士前期課程は、人の心理に対する数理的アプローチやもの作りを取り込んだWebシステ ムなど、これまで存在しなかった革新的情報技術を世の中に生み出すための教育研究を行 い、情報技術産業に高い付加価値を付与することを目指しています.このことを踏まえ、博 士前期課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論文の審査において、以下に示す能力 を備えていると認められた者に対し、修士(理学)、修士(工学)、修士(数理科学)の学位を授 与します。

数理科学的な素養と情報科学の基礎理論を身に付け、多様な情報システムを自在にプログ ラミングできる技術を備えて、人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムの研究開 発、企画、構築ができる能力。

【博士後期課程】 

 博士後期課程は、高い独創性を兼ね備えて、情報メディアの先端をリードすることを目指 しています。このことを踏まえ、博士後期課程の所定の修了要件を満たし、かつ学位請求論 文の審査において、以下に示す能力を備えていると認められた者に対し、博士(理学)、博士 (工学)、博士(数理科学)の学位を授与します。

数理科学的な素養と情報科学の基礎理論を身に付け、多様な情報システムを自在にプログ ラミングできる技術を備えて、人の感性や心理を考慮した情報メディアシステムの研究開 発、企画、構築ができる能力。

情報メディアの先端をリードする自立した研究者として研究活動を遂行できる能力。 Curriculum Policy

教育課程編成・実施方針

■博士前期課程 ■博士後期課程

先端メディアサイエンス発展研究Ⅰ 先端メディアサイエンス発展研究Ⅱ 先端メディアサイエンス発展研究Ⅲ 先端メディアサイエンス発展研究Ⅳ 先端メディアサイエンス発展研究Ⅴ 先端メディアサイエンス発展研究Ⅵ 先端数理科学発展講義A 先端数理科学発展講義B

設置科目

先端メディアサイエンス専攻

先端メディアサイエンス研究Ⅰ 先端メディアサイエンス研究Ⅱ 先端メディアサイエンス研究Ⅲ 先端メディアサイエンス研究Ⅳ 先端メディアコロキウム パターン認識と機械学習特論 感性情報学特論

コンピューティングトポロジー特論A コンピューティングトポロジー特論B コンピューティングトポロジー特論C

コンピューティングトポロジー特論D コンピュータグラフィックス特論 情報セキュリティ特論 コミュニケーションメディア特論 認知心理学特論

ユビキタスコンピューティング特論 インターネット工学特論 音声信号処理特論 音楽情報処理特論 先端画像処理特論

情報検索特論 計測制御特論 インタラクティブメディア特論 ヒューマンコンピュータインタラクション特論 デモンストレーション戦略特論 ディジタルファブリケーション特論 先端数理科学研究総合講義A 先端数理科学研究総合講義B Advanced Writing Skills for Graduate Study in Mathematics

人と技術が調和する幸福な文化社会

154 Meiji University Graduate School

先端数理科学研究科

154 Meiji University Graduate School

参照

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